勘違いにはご注意を!

最近湿気が多く犬の皮膚病の来院が多くなっております。

当院がかかりつけでない患者さんは、かかりつけ医から直接紹介のお電話をいただくか、完全転院(今後予防、他の病気の治療を当院で行うこと)で診察可能です。もちろん当日の診察は不可で、1,2週間前に予約していただく必要があります。(アレルギー検査をするために内服を10日から14日間休薬する必要があります。)

当院で一番多い皮膚病は犬のアレルギー疾患です。かかりつけの病院で薬を飲んでたら少しいいが薬を切ると悪くなるというお電話を結構受けますがそれは当たり前のことだと思います。だからアレルギーなのです。獣医師側の理解不足や説明不足か、飼い主さん側の理解不足かによりますがアレルギーというのは慢性の炎症性再発性疾患(繰り返すもの)ということを理解する必要があります。

アレルギー治療をきちんとするためにきちんとした検査を行い、できる限りの診断を下し、正しい治療をすることが必要なのです。皮膚病の治療は生涯にわたることがほとんどですので、いかにうまくコントロールするかがカギです。そもそも検査も何もせず薬だけ飲んでいるという方が多いですが、症状が軽ければ悪くはないと思いますが慢性化するととても治療が難しいのです。やはりきちんと検査、的確な治療で維持していくことがとても大切です。当然きちんと皮膚症状を維持していくにはかなり費用もかかります。

たまに数回の治療で完治すると思いお電話をかけてこられる方がおりますがまずほとんどの場合ありえないことです。

徹底的な問診、様々な検査、診断、治療と順序だてて行うことである程度きちんとしたコントロールが可能なのです。

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